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赤坂の家 2006
所在地/東京都港区
主要用途/専用住宅
構造規模/鉄筋コンクリート造3階建て
敷地面積/57.88m2
建築面積/42.17m2
延床面積/121.47m2
設計・監理/アトリエエスタス建築設計事務所
共同設計/井川博英
構造設計/アトリエナイン
施工/(株) sobi
写真/平井広行

松下電工 住まいのあかりコンクール 2006 エクステリア賞受賞
港区 赤坂、中規模ビルや集合住宅に囲まれた、都市の隙間のような17坪の敷地に計画された専用住宅。
天空光しか望めない条件の下、周囲との関係性を見出しながらも、外部の視線を意識させないプライバシーの確保された、明るい空間の創出がテーマとなった。そこで光と風を取り込む為に、半外部空間(中間領域)として2つのガラスによるライトボックスを導入。ライトボックス2では、天空光と風が吹抜けの階段室を介して広がり、階段室と諸室はガラス面とすることで、垂直動線と一体化させ視覚的に広がりをもたせている。
少しでも光をとり込む為に、階段はガラスのキャンティレバーとした。もう一つのガラスボックス1では、2Fリビングの天井が、3Fバスルームと一体化した外部テラスを前面道路からの視線を遮るように立ち上がり、ガラスボックスとなり、同時にリビングにやわらかな光を導いている。1Fは前面道路から連続する路地空間のようにし、天井高も抑えることで、2Fレベルに明るく開放的な空間を生み、3F、屋上テラスへと進むにつれ、広い天空と都市部ならではの視界が広がる空間構成となっている。また、道路から見上げた2階レベルには、内部と共に街路へも潤いを与える植栽を施し、2つのライトボックスから漏れる光は、街路に明るさを与えている。
(当計画は施主である井川博英氏との共同設計です)

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